ヴィンテージとは--違いによる味わいまとめ
ワインの奥深さの一端でもあるヴィンテージ。
ヴィンテージを理解することはワイン通への近道でもあるので、今回記事にして簡単にまとめてみました。
はじめにヴィンテージとは何かについて説明していきます。
ワインを選ぶときによく耳にするのが「ヴィンテージ」です。
ワインでいうヴィンテージとは原材料となるブドウの収穫年数のことなのです。
ブドウは農作物なので、その年の気候によってブドウのできが異なり、それに伴いワインの味にも違いが出てきます。なので、同じ銘柄のワインでもヴィンテージの違いにより味わいが多少異なってきます。ワイン通な人は同じ銘柄の異なるヴィンテージのワインを飲み比べるといった楽しみ方をしている方もいます。
次にヴィンテージの違いによる味わいの違い
ヴィンテージの違いについてなんとなく理解したと思われますが、
そこで気になるのがヴィンテージの良し悪し。
ブドウの出来が良い年のワインであれば当然ワインの出来もよいということになりますが、この「よいヴィンテージ」はワインのおいしさと必ずしもイコールではありません。
というのも、よいヴィンテージのワインはブドウの成分が濃く、しっかりとした味わいになるため熟成に時間がかかることが多く、若いうちは渋みが強く飲みにくいのであまりおいしいと感じないことがあります。
一方、一般的に並ヴィンテージと言われるワインは、比較的軽めの味わいで早期熟成しやすいため長持ちはしませんが、若いうちから楽しむことができます。
ヴィンテージに対する評価方法は産地ごと、あるいは生産者ごとによって行われ、気候やブドウの出来などをもとに、実際にワインをテイスティングして決められます。
最近ではワイン造りの技術が向上しているので、ヴィンテージによる味わいのバラつきが少なくなってきているので、若いヴィンテージのワインでもしっかりとした味わいのワインが多くなってきています。
また、ヴィンテージの変化による味わいの特徴をまとめてみたので参考程度にしてみてください。